Zabbix5.0でテンプレートを作成する方法

投稿者: | 2020-10-28

前回はZabbixのメディア周りの設定について解説しました。今回はZabbixで監視項目をまとめたテンプレートの作成手順について、サーバの死活監視を行う簡単なテンプレートを作成しながら解説します。

テンプレートとは

Zabbixのテンプレートは、監視対象のホストに対しどのようなことを監視するかをまとめたものです。テンプレートの中には以下の項目があります。

アプリケーション 監視する対象の論理的なグループを設定する
アイテム 監視する項目を設定する
トリガー アイテムに対する閾値や障害の種類を設定する
グラフ 監視項目のグラフを設定する
スクリーン 監視項目のスクリーンを設定する
ディスカバリ ディスカバリールールを設定する
Webシナリオ Webサーバの一連の流れの監視を設定する

テンプレートで監視項目をまとめておくことで、監視対象のホストに対し、監視項目を簡単に設定できます。また、Zabbixではデフォルトで様々なテンプレートが用意されているため、デフォルトのテンプレートを使用することで、基本的な項目を監視することができます。

テンプレートはZabbixで監視項目を設定する際に重要な内容のため、ぜひ覚えておきましょう。

テンプレートの作成

Zabbixでテンプレートを作成するには、Zabbixのダッシュボードの「設定 > テンプレート」から「テンプレートの作成」をクリックします。

テンプレート名とグループを設定します。今回はテンプレート名に「Alive Monitoring」、グループに「Linux servers」を設定します。設定後「追加」をクリックし、テンプレートが追加されたことを確認します。

アプリケーションの作成

テンプレートの作成後、テンプレートにアプリケーションを設定します。作成した「Alive Monitoring」の右側にある「アプリケーション」から「アプリケーションの作成」をクリックします。

アプリケーションの名前を設定します。今回は「ping」と設定します。設定後「追加」をクリックし、アプリケーションが追加されたことを確認します。

アイテムの作成

アプリケーションの作成後、テンプレートにアイテムを設定します。「Alive Monitoring」の右側にある「アイテム」から「アイテムの作成」をクリックします。

アイテムの各種情報を以下の内容で設定します。下記項目以外はデフォルト値とします。設定後「追加」をクリックし、アイテムが追加されたことを確認します。

名前 alive monitoring
タイプ シンプルチェック
キー icmpping[,3,5000,68,3000]
監視間隔 10m
値のマッピング Service state
アプリケーション ping

トリガーの作成

アイテムの作成後、テンプレートにトリガーを設定します。「Alive Monitoring」の右側にある「トリガー」から「トリガーの作成」をクリックします。

トリガーの各種情報を以下の内容で設定します。下記項目以外はデフォルト値とします。設定後「追加」をクリックし、トリガーが追加されたことを確認します。

名前 {HOST.NAME} Alive Monitoring
深刻度 致命的な障害
条件式 {Alive Monitoring:icmpping[,3,5000,68,3000].last()}=0
手動クローズを許可 チェックあり

ホストへの設定

テンプレートの設定完了後、監視対象のホストにテンプレートを設定します。Zabbixのダッシュボードの「設定 > ホスト」から監視対象のホストをクリックし「テンプレート」を選択します。

「新規テンプレートをリンク」からホストグループの「Linux servers」を選択し「Alive Monitoring」を追加します。追加後「更新」をクリックし、監視対象のホストにテンプレートが追加されたことを確認します。

動作確認

ホストにテンプレートを設定後、動作確認を行います。監視対象のホストをシャットダウンし、数分待ったあとにZabbixのダッシュボードで障害が通知されれば成功です。