就職活動のアピールとして使いたい学生やIT業界未経験者がよく取得するITパスポート試験について、管理人がITパスポート試験に合格した時の勉強法を紹介します。
対象となる人
- 就職・転職活動でITの基礎知識をアピールしたい人
- 非IT企業でITの基本用語等を学びたい人
- メーカーの非エンジニア職、ITヘルプデスク等でITの基礎知識が必要な人
- エンジニア志望だけどいきなり基本情処はハードルが高いと考えている人
使用書籍・Webサイト
■書籍
・イメージ&クレバー方式でよくわかる 栢木先生のITパスポート教室
有名な栢木シリーズ、カワイイ絵柄と文章のバランスが取れているため、堅すぎずといった内容の教科書です。ザ・教科書という内容や資格本に読み慣れていない方にもオススメです。
この他にも文章の多いテキストはまだダメという方には、親しみやすいキャラクターでイメージを作りやすいキタミ式のITパスポートのテキストもオススメです。
・キタミ式イラストIT塾 ITパスポート
■Webサイト
過去のITパスポートで出題された過去問を解くことができるサイトです。試験の感覚を掴むには良いサイトです。
勉強期間
まだ資格試験をそこまで受けていなかった頃のため、1ヶ月程度余裕を持たせましたが、試験が近くなるにつれて早く終わらないかな、という感じでダレてました。集中的に勉強できる時間を確保できる人であれば2~3週間でも問題ないです。
勉強方法
まず、テキストをざっと1周読み流します。最初の1周は試験内容の把握やどういった用語があるのかを見るくらいで大丈夫です。
2周目から少しずつ用語を覚えていくため、用語をイメージで想像できたり言葉で説明できるようにします。また、1周目を終えたあたりからWebサイトの過去問道場の問題も少しずつ解いてみると良いでしょう。
2周目でまだ怪しいと思う人は、苦手な部分を中心に読み直して知識を固めていくと良いでしょう。
テキスト以外では、IT系のニュースをチェックし最新のトレンドや用語等を抑えておくと本試験でも応用が効いたりします。最近のITパスポート試験では、IoTやAI等の最新の用語についても問われることがあるため、様々なサイトで情報を得ると良いでしょう。
※注意
資格試験のWeb問題集については、問題文や問題の答えを覚えるのではなく「この選択肢は○○の説明なので間違っている」等、答えを論理的に説明できるように練習しましょう。この方法ができるようになれば選択肢を消去法で消して正解率を上げることができます。
試験について
ITパスポート試験はCBT試験という、自身で申し込んだ試験会場に行き会場のパソコンで試験を受けます。
年齢層については、学生くらいの方もいれば30代、40代で受けに来ている人、カップルや夫婦、60代後半くらいの高齢者など幅広い印象でした。
管理人が受けた会場は池袋の試験会場です。最初は椅子と小さいテーブルがある待合室みたいなところで待たされて、時間になったら何人かまとめて呼ばれる流れです。早めに試験会場に到着すると待合室での待機時間が結構できるため、早めに行って最後の復習を行うのも良いです。
試験会場に入ったら、試験官が説明を行い試験が開始されます。試験時間については、早く終われば試験官に挙手をして退室もできます。
問題内容の所感としては、テキストやWeb問題集がそのまま出る、というよりは問題文や選択肢の文章を変えて出題されるという印象でした。ただ、文章を落ち着いて読めば「あぁ、このことを言ってるのだな」という感じになりますので、少し文章が違っても慌てずに落ち着いて回答すると良いです。また、ITパスポート試験はすぐに回答できない問題やわからない問題を一旦飛ばして先に進むことができますので、数分考えてすぐ答えが出ない問題は後回しにして他の問題を解くと後で時間が足りない、みたいなことにはならないでしょう。
ITパスポート試験は試験終了と同時に合計点数が表示されるため、おおよその点数で合格か不合格かが分かります。管理人は残り時間20分程度のところで試験を終了し、点数は約800点程度だったため、この時点でまぁ合格だろうと思っていました。
試験終了からある程度期間が経ったところで、IPAの正式な合格発表があり問題なく合格でした。合格が確定してからある程度期間が経つと賞状が届きます。
まとめ
IT系では入門レベルとして扱われるITパスポート試験ですが、ITの基本的な用語を学べたり、勉強癖をつける手助けとして非常に役立ちます。管理人の会社でもIT業界未経験の人にはITパスポート試験の取得を目指してみて基本的なITの用語等を勉強してもらってます。受験料も5,700円と負担にならない程度の金額ですので、ITについて右も左も分からない方は基礎知識取得のために受けてみると良いかと思います。