今回はホストOSからVirtualBoxで起動している仮想ホストに対し、ターミナルソフト・Tera Termを使用してSSHで接続する方法を説明します。
実施環境
ホストOS | Windows 10 Pro |
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仮想マシン | CentOS8 |
VirtualBoxの仮想マシン作成
今回はVirtualBoxの仮想マシンが既に作成されている前提で進めます。VirtualBoxのインストール、仮想マシンの作成がまだ終わっていない人は、下記の記事よりインストール作業を行います。
Windows環境にVirtualBoxをインストールしCentOS8を導入する方法また、今回はターミナルソフトのTera Termを使用するため、こちらのインストールがまだ終わっていない人は下記リンクよりインストールを行ってください。
Tera Term仮想ホストのネットワークアダプターを設定
VirtualBoxを起動し、SSHで接続する仮想マシンを選択し「設定」をクリックします。

「ネットワーク」から「アダプター2」タブを選択し、下記設定を行います。

ネットワークアダプターを有効化(E) | チェックをつける |
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割り当て(A) | ホストオンリーアダプター |
名前(N) | VirtualBox Host-Only Ethernet Adapter |
仮想ホストのIPアドレスを調べる
一度VirtualBoxで仮想マシンを起動し、下記コマンドでIPアドレスを調べます
# ip addr show

設定で追加したネットワークアダプター2のIPアドレスをメモしておきます。管理人の環境では192.168.56.101と表示されていますが、環境によってIPアドレスは変わります。
Tera Termから仮想ホストに接続
Tera Termを起動し、メモをとった仮想マシンのIPアドレスで接続します。

初回ログイン時にssh_known_hostsの認証が求められるため「はい」をクリックします。
認証後、ユーザ名とパスフレーズの入力を求められるため入力します。

ログイン後、コンソール画面が表示されればSSH接続成功です。

まとめ
ホストOSから仮想マシンにSSHで接続することで、VirtualBoxの画面切り替えを行わなくても良くなったり、WinSCP等のソフトウェアでファイルの受け渡しができたりするため、仮想マシンで行えることの幅が広がります。
また、今回は1つの仮想マシンでSSHの接続を行いましたが、複数の仮想マシンを起動しSSH等の接続を行うことで、より仮想化環境のイメージを作りやすくなりますので、VirtualBoxを使うのであれば抑えておきましょう。