Nagios Coreのフォルダ構成、設定ファイルについて

投稿者: | 2020-04-16

前回はNagios Coreのインストールから管理画面を表示するところまで説明したため、今回はNagios Coreのフォルダ構成や主な設定ファイルの概要について説明します。

Nagios Coreのフォルダ構成について

Nagios Coreの主なフォルダ構成、概要は以下の通りです。

bin Nagiosを起動するための実行ファイルが入っているフォルダ。「systemctl ○○ nagios」とコマンドを実行する際には、このフォルダの「nagios」という実行ファイルを起動している。
etcNagiosの設定を行うファイルが入っているフォルダ。Nagiosの設定を行う際は、このフォルダ内の設定ファイルを編集する。
include インクルードファイルが入るフォルダ。初期状態は何も入っていない。
libexec Nagiosプラグイン等、ホストの監視を行うためのプラグインが入っているフォルダ。このフォルダ内のプラグインを直接実行することで、手動での監視を行うこともできる。
sbin Nagiosの管理画面の更新等を行う実行ファイルが入っているフォルダ。bin配下の実行ファイルと違い、手動で実行することは無い。
share NagiosのGUI画面を構成するHTML、PHPファイルが入っているフォルダ。GUIの管理画面はこの中のHTML、PHPファイルを参照している。
var Nagiosのログファイルを出力したり、固有情報が記述されているファイルを配置しているフォルダ。ログの参照で主に使用する。

Nagios Coreの主な設定ファイルについて

etc/

cgi.cfg Nagiosの設定ファイルのパスの指定、管理画面の情報を閲覧できるユーザーの設定等を行うファイル。
nagios.cfg Nagios本体の設定ファイル。ログの出力先や実行ユーザー、グループの設定、チェックする間隔、監視するホストの設定を配置するフォルダ等、Nagios自体の設定を行うファイル。
resource.cfg Nagiosプラグインのパスの指定を行うファイル。デフォルトでは「$USER1」にlibexecのフォルダが指定されている。

etc/objects/

command.cfg Nagiosプラグインを使い、ホストの監視用コマンドを設定するファイル。Nagiosプラグイン以外にもPerl、Python等のスクリプトを指定することでNagiosプラグイン以外も指定できる。
contacts.cfg 監視対象のホストが閾値を超える等の理由でアラートを出した際の連絡先を設定するファイル。グループを指定することで複数のユーザーに連絡することもできる。
localhost.cfg Nagiosサーバ自体の監視項目を設定するファイル。リモートホストと同様に設定することでNagiosサーバ自体も監視することができる。
printer.cfg Nagiosでネットワークプリンターの監視をする際の設定例が記載されているファイル。ネットワークプリンタの監視を行いたい際に使用する。
switch.cgi Nagiosでスイッチの監視をする際の設定例が記載されているファイル。スイッチ等のネットワーク機器の監視を行いたい際に使用する。
templates.cfg Nagiosサーバ、リモートホストのチェックコマンドに対する設定をテンプレートとしてまとめる設定ファイル。このファイルに定義されたテンプレートを使用することで、複数の監視項目に対して同じ設定を適用させることができる。
timeperiods.cfg 監視対象のホストに設定する時間帯のテンプレートを定義するファイル。定義されたタイムピリオドを使用することで、複数の監視項目に対して同一の時間帯を設定できる。
windows.cfg Windowsホストの監視をする際に設定するファイル。Windows Serverの監視を行う際等に使われる。

まとめ

  • Nagiosの設定を行う際には、主にetc配下の設定ファイルを使用する。
  • ホストを監視するプラグインはlibexec配下にある。
  • Nagiosの設定を簡略化するテンプレートが予め存在する。

次回はNagiosのコマンドの定義、監視ホストの設定等に触れていきます。