WSL2のUbuntuにLAMP環境を構築しWordPressを導入する方法

投稿者: | 2020-06-26

前回は、Windows 10にWSL2を導入する方法について説明しました。今回はWSL2のUbuntuにLAMP環境を構築してWordPressの設定を行うところまでを説明します。

実施環境

ホストOS Windows 10 Pro
仮想マシンOS Ubuntu 20.04 LTS
Apache 2.4.41
PHP 7.4.3
MySQL 8.0.20
WordPress 5.4.2

LAMP環境とは

LAMP環境とは、Linux、Apache、MySQL、P言語(Perl、PHP、Pythonのいずれか)で構成された環境のことです。それぞれの頭文字を取ってLAMPと呼びます。Webサービスでよく使われる構成として知られたり、Webサーバを構築する際によく取り上げられたりします。

LAMP環境以外に、MySQLをPostgreSQLに変えたLAPP環境や、ApacheをNginxに変えたLEMPという環境もあります。

前提条件

今回はWSL2にUbuntu-20.04が導入済みである想定で進めます。WSL2の導入がまだ済んでいない方は、以下のリンクよりWSL2を導入してください。

・Windows 10にWSL2を導入しUbuntuを使用する方法

https://www.kdkwakaba.com/archives/911

Apache、PHP、MySQLのインストール

初めにApache、PHP、MySQLをインストールします。

・Apache、PHP、MySQLをインストールする
$ sudo apt install -y lamp-server^

インストール後、ApacheとMySQLを起動します。

・ApacheとMySQLを起動する
$ sudo service apache2 start
$ sudo service mysql start

MySQLの設定

WordPressを使用するためには、MySQLでWordPress用のデータベースとユーザーを事前に作成する必要があります。rootユーザーでもWordPressの操作は可能ですが、MySQLの管理以外でrootユーザーを使用するのは良くないため、今回はwordpressというデータベースとユーザーを作成します。

初めにrootユーザーでMySQLにログインします。今回インストールしたMySQLのrootユーザーのデフォルトパスワードは設定されていないため、パスワード入力時は何も入力せずエンターを押します。

・MySQLにログインする
$ sudo mysql -u root -p

・WordPress用のデータベースを作成する
mysql> create database wordpress;

・WordPress用のユーザーを作成する
mysql> create user 'wordpress'@'localhost' identified by '1qazXSWW';

・WordPress用ユーザーにデータベースの権限を付与する
mysql> grant all on wordpress.* to 'wordpress'@'localhost';

WordPressのダウンロード、wp-config.phpの設定

MySQLの設定後、ApacheのDocumentRootにWordPressの最新版をダウンロードします。今回はDocumentRootが/var/www/htmlの想定で進めます。WordPress の最新版は以下のサイトよりURLをコピーできます。

・ダウンロード | WordPress.org 日本語

https://ja.wordpress.org/download/

2020年6月25日現在ではWordPress 5.4.2が最新版のため、今回はWordPress 5.4.2を使用します。

・ApacheのDocumentRootに移動しWordPressをダウンロード、展開する
$ cd/var/www/html/
$ sudo wget https://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
$ sudo tar zxf latest-ja.tar.gz

・WordPressのtar.gzファイルを削除する
$ sudo rm -rf latest-ja.tar.gz

WordPressを展開後、フォルダに移動し設定ファイルを作成します。wordpressフォルダの中にwp-config-sample.phpというファイルがあるため、cpコマンドを使いwp-config.phpという名前でコピーします。ファイル作成後、wp-config.phpでWordPress用のデータベースの情報を設定します。

・wordpressフォルダに移動しwp-config.phpファイルを作成する
$ cd wordpress
$ sudo cp wp-config-sample.php wp-config.php
$ sudo vim wp-config.php

■wp-config.php
-----------------------------------------------------------
/** WordPress のためのデータベース名 */
define( 'DB_NAME', 'wordpress' );

/** MySQL データベースのユーザー名 */
define( 'DB_USER', 'wordpress' );

/** MySQL データベースのパスワード */
define( 'DB_PASSWORD', '1qazXSWW' );
-----------------------------------------------------------

WordPressの初回設定

wp-config.phpの設定後、ブラウザを開きURLに「http://<WebサーバのIPアドレス>/wordpress」と入力します。WordPressの初期設定画面が表示されたら、サイトのタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレスを入力し「WordPressをインストール」をクリックします。

※参考
もしWordPressの初期設定画面が表示されずデータベースエラーが表示された場合は、wp-config.phpのデータベース情報の設定に間違いがないかどうかを確認してください。

WordPressのインストールが完了後「ログイン」をクリックします。

ログイン画面で設定したユーザー名とパスワードを入力し「ログイン」をクリックします。

ログイン後、WordPressの管理画面が表示されたらインストール完了です。以降ログイン画面は「http://<WebサーバのIPアドレス>/wp-admin」でアクセスすることができます。

※注意
デフォルトのログイン画面URLをwp-adminのままにするのはセキュリティ上よくありません。WordPressを外部に公開する場合はSiteGuard等のプラグインを使いログインページのURLを変更する、IPアドレスで制限をかける等のセキュリティ対策を行ってください。

動作確認

WordPressのインストール完了後、http://<WebサーバのIPアドレス>/wordpress」にログインします。サイトのトップページが表示されれば成功です。